プラハにある国立博物館の近くのグランド・ホテル・エブロパはオススメのホテルです。
グランド・ホテル・エヴロパ


 グランド・ホテル・エヴロパは、僕がプラハに来て一番最初に泊まったホテルです。
 それは、僕が二十歳のときでありまして、海外旅行も初めての晩で、すべてが印象深く心に残っています。

 1899年に建造された歴史のあるホテルです。
 僕が泊まった部屋は、シャワー、トイレ共同の部屋でしたが、部屋の内部の装飾が凝っていて、落ち着いた雰囲気の部屋だったことを覚えています。

 ホテルに泊まった翌朝、窓を開けて外を見ると、そこは中庭になっていて、やや遠くの屋根の煙突から煙が出ていて、その赤茶色の屋根、橙色がかった壁の色とともに、全体のすすけた風景にロマンを感じました。「ああ、プラハに来たんだな」と勝手にその寂しげな風景を解釈したのです。

 ホテル内部のエレベーターなども、年代ものという感じで、クラシカルな印象があります。最初の晩に、ホテルのレセプションのドイツ語を操るヒゲを生やした哲学者風のホテルマンに、部屋を案内してもらいました。

 ホテルの階段はとても広く、踊り場には陰鬱な感じの漂う犬の絵などが飾ってあります。

 このグランド・ホテル・エヴロパで、特筆すべきなのは、ホテルの一階にある喫茶店で、僕はこれまでのチェコ旅行で宿泊はせずとも、この喫茶店には何度も訪れました。

 クラシックピアノの生演奏なども楽しめる喫茶店です。
 コーヒー、紅茶の値段も手ごろで、静かな喫茶店なので、プラハ観光にちょっと疲れたら、この喫茶店に足をのばしてみるのもいいかもしれません。

 グランド・ホテル・エヴロパは、ヴァーツラフ広場に面していて、国立博物館などの観光地からも歩いてすぐ近くです。


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