「プラハの郊外を歩く」といっても、カルルシュテイン城に行くというような小旅行ではありません。
プラハの中心部での観光に飽きて、「もう、見るものが何もない!」と嘆いているむきには、地下鉄や路面電車にあてもなく乗り込み、終点まで乗ってみることをおすすめします。
すると、プラハの中心街の観光スポットの風景とは一風変わった、ベッドタウンなどをみることが出来て、ちょっとした感動を味わうことが出来ます。
例えば、地下鉄B線の終点チェルニー・モスト駅などで降りると、あたりは完全な住宅街で、郊外型の駐車場が完備した巨大なスーパーマーケットなども存在します。
「ああ、都市の姿というのは、日本もチェコもあまり変わらないなあ」と、その一見、殺風景なベッドタウンを見ながらプラハの旅を再発見することが出来るのです。
プラハでも都心部のドーナツ化現象が進んでいて、中心部の夜間人口が少なくて、、、みたいな状況になっているのかもしれないと勝手に推測したりするわけです。
他にも、プラハの郊外には、隠された名所がいっぱいあるでしょう。
ガイドブックにのっていない自分だけの観光スポットを探すという旅もまた面白いものです。
あと、プラハの郊外に行くと、レストランや喫茶店、バーなどの値段が、かなり安くなるというのもポイントです。
ほとんど観光客が来ないような、土地の人だけが訪れるような店に足を踏み入れるのは、ちょっと気が引けることですし、あまり歓迎されないこともあります。
でも、プラハにあたかも住んでいるような気分を味わうことが出来るのも、郊外の散策の喜びの一つです。
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