プラハの駅舎でみつけた鉄道模型の写真です。
プラハの駅舎の鉄道模型


プラハの駅舎で、鉄道模型が飾ってあったのを発見しました。

僕は子供のころ、鉄道模型を作ったことがあります。妙に懐かしくなって写真におさめておくことにしました。

その鉄道模型の入ったショーケースにへばりついている僕の姿を、周りの人はどんな風に思ったでしょうか? 多少、奇異な感じがしなくもなかったかもしれません。

ですが、僕は童心にかえって完全にわれを忘れながらその鉄道模型に見入り続けました。
 
写真をみてもわかるように、どうやらこの鉄道模型は、「田舎の風景」を再現しているようです。チェコの田舎の風景でしょうか。詳しいことはよくわかりません。だが、何となくものさびしい、やつれた感じの風景であることは確かです。

数年前、チェコの田舎を列車で旅行した頃のことを思い出しました。

この模型を見ながら、僕は僕のかつて旅した頃のことを懐かしく振り返ったのです。
数年前に、初めてチェコの地を訪れたときは、チェスキークルムロフに小旅行に出かけました。

9月にチェスキークルムロフに行ったときは、おそらく一年の間で最高の季節だったかもしれません。気候は暑くもなく寒くもなく、さわやかでカラッとした陽気でした。

チェスキークルムロフの街のはずれの草原で、野生のリンゴをかじったことを覚えています。草原は丘の上にあって、風景が遠くに感じられ、やたらと広々としている感じでした。

まわりには誰も人がいなくて、はるか遠くの方に街がポツン、ポツンと見えて、何とも平和で穏やかな気分に浸ることが出来ました。


この鉄道模型をみていたら、そんなチェスキークルムロフの街の様子や、田舎の風景が僕の脳裏にいっせいによみがえってきたのです。

チェコをのんびりと列車で旅するのもなかなかオツなものです。
車内放送がなく、列車がいきなり発車するというのも、これはこれでびっくりさせられるものですが。

また、自分が降りる駅というのも、列車に乗る前にだいたいの所要時間を計算しておかなければなりません。


なにしろ、車内放送がないということは、自分が降りる駅について誰も指示をしてくれないということですから。

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